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ものづくり

狩野永徳

天才と呼ばれた彼、
父親も絵師だったがその絵に息子永徳は
不満や不振を抱いていた。
実際に
自分の方が世間の評価を受けてもいた。
そんなある日に
父親が描いている絵を見ながら
永徳は絵の中の湖の畔に立つ人が
どんな気持ちの人か?と父親に尋ねる。

永徳はたとえ絵の中の小さな人でも
一人一人の心情を想像し描いていたのに
対して
父親の絵には心がないと感じていた。
そして、それをたとえ絵の中でも
心が入っていなければ人ではないと
思っていた。

しかし
それを指摘された父親は
大声で笑い飛ばす。

だから、お前の仕事は遅いのかと‥
いちいちそんな絵の中の人の感情まで
描こうなんてするな‥と。

そして、言われる。

心は観ているものが決めること。
絵師が決めることではない。
押し付けがましい絵は
うるさくてかなわぬ。

絵は、観るものの心が遊ぶ場所

観るものが何を感じるかは勝手なこと
気ままに心をたゆたわせる場所が
ある方が良い…

永徳はこの言葉で
心をつかれ、父親を見直し
父の言葉で開眼させられ
更に絵師として才能を伸ばします

ものづくりにおいても
いかに余白が大切かということでしょう

観て美しいものが
心地よいものとは限らず‥

ものづくりにおいても
提案するタイミングにおいても
もてなす側の一方的な押しつけは
住まい手の自由を奪うことになり
有り難い一方で
窮屈な感じがする


話をするにしても
話す人の情熱や思想を押しつけ
話すだけでなく
話を聞く人が
自分に置き換え
考えさせられるような
導きの言葉が大切なのでしょう

あくまでもつくる側が主役ではなく
使う側が主役

作り込み過ぎず
心をたゆわせる場所、時間、余白を
作ることだと感じます。

そんな今日のヒデキチでした。
by hidekichizm | 2016-09-04 10:41


VEGA HOUSE 社長   日々是鍛錬


by hidekichizm

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