振り返り

「振り返り」

南国鹿児島でも
紅葉した葉はすっかり散り
冬本番。

春は山笑い
冬は山眠る。

そんな言葉が浮かびます。

夏には
身体中で日の光を浴び
木に栄養を与えた葉が
盛りの季節を越えて
美しく色を染めながら散る。

散った葉が、
寒い冬の間
木の根の毛布となり
小さな生き物の隠れ家となり
そして
肥やしとなる

やがて訪れる新たな春
新緑の芽を出すための活力となる

ものの憐れとは
命の儚さや愛おしさを知ることだと
本居宣長は説いています。

循環する命の繋がりは
想像力がなくては感じることの
出来ないもの。

目には見えぬことを
思いやることこそ大和心。

そして人の世の様々なことも
そんな自然の循環になぞり
説かれるように感じます。

経験や解釈を越え
相手の身になる共感能力は
四季の移り変わりを感じられる
日本人だからこそ
芽生えたのかもしれません。

時世が激しく傾斜し
慌ただしくなった時こそ
人は
自然の懐に戻り
源点に戻りたくなるのでは
ないでしょうか…

師走に入り
人も慌ただしくなる時期ですが
新春を迎える前に
自然をゆっくりと眺めながら
一年を振り返るのも
良いかと思います。
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# by hidekichizm | 2016-12-22 16:59 | Comments(0)

価値観

「価値観」

他の誰の目線でもなく
自分自身の眼と心で
選ぶ

技術的な完成度の高さ
有名な作家もの
世間の評判や評価

他人の眼で選ぶことに
安心感を感じる
そんな
自分の眼
自分のものさしを持たぬ人が
増えているように感じる

しかし
本来、価値観というのは
千差万別
正解も間違いもなく
万人に通じる価値観などない

どんなものが美しいかは
自分の眼で感じた
心地よさが評価することで

時と共に変わることもあるし
失敗を繰り返しながら
研ぎ澄ました
先にあるものだと感じる


空間に馴染むものを選ぶ
自分に似合うものを選ぶ


自分のものさしを
きちんと持つことで
暮らしは
ホンモノの心地よさに
なることだろう。
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# by hidekichizm | 2016-12-05 07:02 | Comments(0)

見せる・使う

「見せる・使う」

目で見て美しいもの
手で触れて心地よいもの

違いを
造形美と機能美
とでもいうのだろうか…

当然ながら
作り手は
どちらも兼ね備えようとする


しかし、まずは
どちらを求めるのか優先すべきことを
決めなくては軸が定まらない


日々手にする
道具であれば
使いやすさや心地よさを優先した上で
美しさを兼ね備える
その方が長く使い続けることへと
繋がるだろう。


この優先順位が逆になると
美しくとも
手には取らなくなり
道具としての役目は
果たせなくなるだろう。


視点を変え
例えば庭とはどんな場所だろう

寺院の庭は
結界を感じる程
美しく整えられ
作り込まれ
あくまでも屋敷の中から見る庭
あの庭で過ごしたいというよりも
あの庭を見て過ごしたい

機能美よりも造形美を優先させた
そんな場所だと感じる

一方で
果実の木や
畑があり
土をいじったり
花を眺めたり…
過ごすことで
心休まる
庭もある

人が過ごすことで完成する
機能美を優先させ場所といえるだろう



まずは
何を優先させたいのか…

それは
よいものづくりの根本にある
方向性を決める核となる

何事も
先ずは自分自身の想いを
知ることから
はじまるのだと感じる
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# by hidekichizm | 2016-11-27 08:52 | Comments(1)

満足のスイッチ

「満足のスイッチ」

自分の
喜びや満足を感じるスイッチが
どこにあるのか…


自分がやりたいことをして
称賛を得た時に
満足をする

誰かの想いを
形にして
喜んで頂くことに
満足をする


視点は違うが
どちらも満足をうむ



芸術家、工芸家、デザイナーとして
あるいは
職人として

そこには大きな違いがある

制約のないなかで
自由なものづくりをして
自己を表現し
人を魅了する素晴らしさ


沢山の制約の中でも
知恵と技を駆使して
ただただ
使い手の満足を充たすことに力を注ぐ
あるいは
あくまでも
主張し過ぎず
それでいて
暮らしに馴染むものをつくる
職人の素晴らしさ


どちらも
素晴らしい


どんな事にも多面的な見方がある
正解はないし
間違いもない

大切なことは
自分のスイッチはどこにあるか?

スイッチの場所を見失えば
自己満足の押し付けになりかねない


自分を見つめ
自分に問いかけながら…
我が「スイッチ」の場所
満足のツボを
知ることは
よいものづくりのための
根底になくてはならないと感じる
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# by hidekichizm | 2016-11-20 07:56 | Comments(0)

「陰に目を向ける」

「陰に目を向ける」

人間の進化について書かれた
書物を読んだ

人は元々、狩猟民俗だった
生きるために狩りをする…
それは動物と同じである

しかし、
人は狩りで獲物を食すだけでなく
その獲物の毛皮を身に着けることをし、
そのことで体温調節をするようになり
覆われていた体毛は薄くなっていった

同時に
毛皮を身にまとうことは
本能で生きていた人に理性を与え
人と人が深く関わり合い生きる
コミュニケーション能力が備わった

また
気温に応じて毛皮を脱ぎ着することは
季節の流れや、時間の流れを
身につける感覚となった

そしてそのことが
今だけではなく
少し先のことを考え
予測をする能力となり

種を植え、収穫する
そうした未来に備える生活へと
変化し現代へと繋がるというものだ

人の素晴らしい進化だと感じる

しかし
ふと思う。


得たものがある一方で
薄れていったものは何だろう…


本能に
本心に向き合い
まっすぐなこと

後先ばかりにとらわれず
今を楽しむこと

それは常識というルールの中では
時には
タブーとされるかもしれない

しかし
こうした失われかけた感覚を
甦らせてくれる何かに
出会った時

人は
心が踊り
魂を熱くし
自分の持つ力や能力をおおいに
発揮出来るのでは
ないだろうか

そんなことに出逢うための
野生の勘は
まだきっと人の中に宿っているはず

目まぐるしく
世の中は変化している

その中で熱く生き抜くためには
本来の自分と向き合い
心の奥底から沸き上がる熱い想いと
積み重ねた経験によって得た
勘が必要だと強く感じる

進化の陰で
薄れていくもの

そんなところにこそ
宿る大切なものがあることを
忘れてはならない
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# by hidekichizm | 2016-11-18 09:12 | Comments(0)


VEGA HOUSE 社長   日々是鍛錬


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