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見せる・使う

「見せる・使う」

目で見て美しいもの
手で触れて心地よいもの

違いを
造形美と機能美
とでもいうのだろうか…

当然ながら
作り手は
どちらも兼ね備えようとする


しかし、まずは
どちらを求めるのか優先すべきことを
決めなくては軸が定まらない


日々手にする
道具であれば
使いやすさや心地よさを優先した上で
美しさを兼ね備える
その方が長く使い続けることへと
繋がるだろう。


この優先順位が逆になると
美しくとも
手には取らなくなり
道具としての役目は
果たせなくなるだろう。


視点を変え
例えば庭とはどんな場所だろう

寺院の庭は
結界を感じる程
美しく整えられ
作り込まれ
あくまでも屋敷の中から見る庭
あの庭で過ごしたいというよりも
あの庭を見て過ごしたい

機能美よりも造形美を優先させた
そんな場所だと感じる

一方で
果実の木や
畑があり
土をいじったり
花を眺めたり…
過ごすことで
心休まる
庭もある

人が過ごすことで完成する
機能美を優先させ場所といえるだろう



まずは
何を優先させたいのか…

それは
よいものづくりの根本にある
方向性を決める核となる

何事も
先ずは自分自身の想いを
知ることから
はじまるのだと感じる
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by hidekichizm | 2016-11-27 08:52 | Comments(1)

満足のスイッチ

「満足のスイッチ」

自分の
喜びや満足を感じるスイッチが
どこにあるのか…


自分がやりたいことをして
称賛を得た時に
満足をする

誰かの想いを
形にして
喜んで頂くことに
満足をする


視点は違うが
どちらも満足をうむ



芸術家、工芸家、デザイナーとして
あるいは
職人として

そこには大きな違いがある

制約のないなかで
自由なものづくりをして
自己を表現し
人を魅了する素晴らしさ


沢山の制約の中でも
知恵と技を駆使して
ただただ
使い手の満足を充たすことに力を注ぐ
あるいは
あくまでも
主張し過ぎず
それでいて
暮らしに馴染むものをつくる
職人の素晴らしさ


どちらも
素晴らしい


どんな事にも多面的な見方がある
正解はないし
間違いもない

大切なことは
自分のスイッチはどこにあるか?

スイッチの場所を見失えば
自己満足の押し付けになりかねない


自分を見つめ
自分に問いかけながら…
我が「スイッチ」の場所
満足のツボを
知ることは
よいものづくりのための
根底になくてはならないと感じる
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by hidekichizm | 2016-11-20 07:56 | Comments(0)

「陰に目を向ける」

「陰に目を向ける」

人間の進化について書かれた
書物を読んだ

人は元々、狩猟民俗だった
生きるために狩りをする…
それは動物と同じである

しかし、
人は狩りで獲物を食すだけでなく
その獲物の毛皮を身に着けることをし、
そのことで体温調節をするようになり
覆われていた体毛は薄くなっていった

同時に
毛皮を身にまとうことは
本能で生きていた人に理性を与え
人と人が深く関わり合い生きる
コミュニケーション能力が備わった

また
気温に応じて毛皮を脱ぎ着することは
季節の流れや、時間の流れを
身につける感覚となった

そしてそのことが
今だけではなく
少し先のことを考え
予測をする能力となり

種を植え、収穫する
そうした未来に備える生活へと
変化し現代へと繋がるというものだ

人の素晴らしい進化だと感じる

しかし
ふと思う。


得たものがある一方で
薄れていったものは何だろう…


本能に
本心に向き合い
まっすぐなこと

後先ばかりにとらわれず
今を楽しむこと

それは常識というルールの中では
時には
タブーとされるかもしれない

しかし
こうした失われかけた感覚を
甦らせてくれる何かに
出会った時

人は
心が踊り
魂を熱くし
自分の持つ力や能力をおおいに
発揮出来るのでは
ないだろうか

そんなことに出逢うための
野生の勘は
まだきっと人の中に宿っているはず

目まぐるしく
世の中は変化している

その中で熱く生き抜くためには
本来の自分と向き合い
心の奥底から沸き上がる熱い想いと
積み重ねた経験によって得た
勘が必要だと強く感じる

進化の陰で
薄れていくもの

そんなところにこそ
宿る大切なものがあることを
忘れてはならない
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by hidekichizm | 2016-11-18 09:12 | Comments(0)

木守り

11月に入り、南国鹿児島も一気に
秋が深まりました。

いつもの車窓からの景色も
稲刈りを終えた田んぼ
たわわに身をつけた柿の木が
秋の訪れを更に感じさせてくれます。


「木守り」
木守りとは
柿の木などの果実をあえて一つ収穫せず
木に残し
来年の豊作を願う習慣。
冬になり
葉を落とし裸身になった柿の木に
ただひとつ残された柿をみると
様々な想いにふける。


千利休は
沢山の焼上がった茶碗から
弟子たちに良いものを選ばせ
最後に残ったひとつを
「木守り」と名付け大切にした。

あえて…

美しさという価値観は
心のよりどころ
目のつけどころ


また
人の後悔を柿に例えた話もある

人は失敗や後悔を重ねながら
生きるもの

後悔という名の柿を
ひとつひとつもぎ取り忘却という名の
籠に放り込む

それは、今日を生きるため、
また明日を生きるため
反省と改善を胸に
忘却の籠に放り込む

しかし、どうしても
忘却の籠にはいれられない
柿がある

木守り

しかし、忘却出来ない
このひとつの木守りが
胸の中にあることで
人は己の心と
向き合い続けることが出来て
成長し続けることが出来る
そのことに気付く

木守り
古来から日本人の持つ心の奥深さを
感じることが出来る
今に伝わる習わしです
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by hidekichizm | 2016-11-04 08:52 | Comments(1)


VEGA HOUSE 社長   日々是鍛錬


by hidekichizm

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