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瀉瓶

瀉瓶(しゃびょう)

ひとつの瓶から、他の瓶に水を

注ぎ移すこと。

師から弟子に仏法の奥義

秘法、思想、考え方を

伝授すること。

転じて

心から心へと伝えること。

また、これらを

漏れなく伝えようとすれば

伝えられる弟子も頭と心を「空」に

しておかなければ全ては会得出来ず。

空海が伝えたとされる

「瀉瓶」という言葉

師と弟子という関係ならずとも

尊敬する方、

心を繋げたいと思う方と

そっと一滴一滴、水を注ぐように

言葉をひとつひとつ

相手の心に注ぐこと

また

心の間口を広げ、

ありのまま受け入れること

更にお互いが、そうし合えることで

互いの中にある水は中和し

心をひとつに出来るのでは

ないだろうか

読書や学びの目的は

大切な方へ

「瀉瓶」する為の

手段であり

また一方で

「瀉瓶」を受け止める為の

心の余白は

常に持ち続けたいものである

古き言葉に学ぶ


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by hidekichizm | 2017-08-03 10:56 | Comments(0)

学・稽古

「学・稽古」

人生は常に

稽古や学びだと感じる日々

いくつになろうと

慢心などする暇もなく

悩みは訪れ

学びを得る

練習を重ねれば重ねる程

学べば学ぶ程

自分の無知や未熟さを思い知り

そしてまた学ぶ

稽古とは

守義通りには

「古(いにしえ)に稽(かんが)えること」

古に学ぶことが稽古である

型を守って

型に就き

型を破って

型を出て

型を離れて

型を生む

世阿弥の言葉

古い言葉も

共感出来るのは

今も昔も時代は変わろうとも

文明がいくら発展しようとも

人が人生の中で感じる思いは

変わっていないからかもしれない

この世は常に変化する無常の世界

ひとつ解決した

成功したと思っても

また次が訪れる

だからこそ常に

初心忘れるべからず

稽古し学ぶことをおこたることは

出来ない

そして学びや稽古を積み重ねた

その先には

心の豊かさがあることも忘れてならない


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by hidekichizm | 2017-07-30 08:58 | Comments(0)

せぬ隙

「せぬ隙」

世阿弥の「風姿花伝」

幾度も幾度も読み返し

読み返す度に発見と共鳴、

共感、学びの多い奥深い一冊。

風姿花伝は能の芸道についての

書物であり、その芸道の根に刻まれた

日本人が古来より重んじる

心の本だと感じる。

その中に「せぬ隙」という言葉がある。

能の中の芸と芸の合間にこそ

つまり静と動の「静の時」にこそ

息を抜くのではなく

動いている時以上に張りつめ

表現せずとも「気配」としての

趣が現れることと

解釈している

そして、それこそが芸をいかす為の

意識の奥にある充実・魂であり

決して演じてはならないからこそ

かもし出す真(まこと)

なのではないか…ということだろう

と感じる。

「間」

現代にある間とは

人間、世間、時間、空間…

これらの密度を高めること

「間」が少ないことが

進歩や進化であると

考えられるようになった。

早く、簡単、便利、機密、

ズレることなく、普通

コンパクトにスマートに…

しかし

本当に隙間があることは無駄か…

何事も間を埋めることに必死な私達

しかし

「せぬ隙」の充実こそが

真の充実、心の豊かさに繋がるのでは…

そんなことをふと考えさせられる

空間にある間…

日本に昔は当たり前にあったが

無くなりつつある間…

床の間

わずかなスペースではあるが

花や書を飾ることだけが

その目的ではなく

床の間は

空という贅沢な空虚さと

花や書という存在感が同居し

眺めれば、心がおさまる

心の拠り所となる

特別な空間だと感じる。

何十年と時を過ごす家

こうした間も

真の充実、暮らしの豊かさに

繋がるのではないでしょうか

芸の奥にある心を学ぶ。


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by hidekichizm | 2017-07-28 07:38 | Comments(0)

誘い水

「誘い水」

井戸などで、水が出ないとき

上から水を入れることにより

水を導き出す呼び水のこと…誘い水

古い知恵、

自然の原理原則は

私達人間にもきちんとあてはまる

相手を待っていても

不平不満を言っても

成らぬことをいくら考えも

何も始まらない

重たい空気を打破したい

そんなとき、

自ら手を差しのべる

自ら笑顔をふるまう

自ら…

困難なとき

苦しい時にこそ

自らが人の誘い水となり

流れを変える…

暮らしの中でも様々な事がある。

今こそ、古き物や事から

様々な事を学び、

日本風土に寄り添った文化こそ

これからの暮らしに必要な

「誘い水」なのではないだろうか。


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by hidekichizm | 2017-07-17 09:25 | Comments(0)

役目

「役目」

小さな種…
それは根や葉や茎や幹、
枝や花や実
その全てになる要素が
小さな殻の中に
ギュッとつまっている
可能性の塊

芽を出し
根を出し
成長するに連れて
ひとつの植物にも
様々な役割が必要になる

根はどんな風雨にも耐えるように
堅い土の中を下に横に
根を張り支える

茎は太陽をあびる為に上へ上へ
そして枝をつけながら
茎はいつしか幹へ

枝は葉をつけ
更に日を浴びるために広がり

葉は全身で日を浴び
水を浴び
エネルギーを身体中に送る

花は受粉の為に虫を呼び
実は継ぎへと命を繋ぐ


どの役割も
それが欠けては命は途絶え
どの役割もが必要不可欠


私達の社会の中でも
仕組みは同じだろう…

小さな種の中では
全てを一人でこなしていける

しかし一人で出来ることには
限界がある

成長して
大きくなればなる程
人が必要になり
役割は分担され
その役割を
それぞれが全うすることで
ひとつの大きな社会は育まれる

そこには
花が一番とか実が一番とか
そうした格差はなく
そのどれもに
互いが寄り添わなければ
事は成せないと知り

それぞれが自分の役割にプロ意識と
プライドを持ち
また
他への敬意を払い
それぞれが連動することで
育まれていくのだろう

自分の持ち場や役割を
輝かせられるのは
他の誰でもなく
自分が懸命になり
役目にプライドを持ち
役割を果たした末の成果

一隅を照らす
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by hidekichizm | 2017-05-06 10:32 | Comments(0)

五観

「五観」

あちこちの庭先で
白木蓮が咲き
少し遅れ
紫木蓮が咲き
そろそろ
花の季節は終わってきました

木蓮の花は
両手で花を作ったような形

その姿から
木蓮の蕾は「銀の筆」
そして花の姿は
「天に向かう観音様の手」と
呼ばれていたようです

天に向かう観音様の手…
それは人を救うための受け皿のような
器のようなもの


観音様の五観

1.真実を求め真理を愛す
2.私利私欲に走らず利他を重んずる心
3.あらゆるものを平等に観ずる心
4.他の苦しみを
自分の苦しみと共感できる心
5.他の楽しみ喜びを共に観じられる心


決して難しいことではなく
幼い頃から教わり続けてきた
道徳のようです

今一度、自分の人生と重ね
この五観と重ねてみる

日頃から感謝を持って
またこのような美徳を持って
生きることが
木蓮の花のような美しさに
つながるのではないでしょうか…

そして、
こうして思いを筆にしたためることも
銀の筆
つまり花を咲かせる為の準備期間
なのではないかと思う

そんな今日のヒデキチでした。
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by hidekichizm | 2017-04-16 10:34 | Comments(0)

繋がり

「繋がり」

生きていくことは
様々な人との共生である

自分の人生を縦軸とすると
一本の細い縦軸を
強く、また色鮮やかにするのは
横軸の存在である

しかし
人は縦軸の人間と
横軸の人間がいるわけではない

皆が縦軸の人間

横軸はお互いが支えながら
手を合わせることでしかうまれない

共存共栄

共に栄えることで
お互いを支え合い成り立つ

相手の繁栄なしに
自分の繁栄はない

競争社会の中で
勝つことばかりに目を向け
ともすれば謙虚さを失い
自存自栄することを考えれば
細い縦軸は
強い風に耐えきれず
支えもなく
もろい軸となる

共存共栄
繁栄ばかりに目を向けず
共存
つまり互いを維持することに
目を向けた上で
互いが快適に過ごせる環境を守り
成長し合うことの先に
繁栄があることを
忘れてはいけない

全ての人が
良しとはいかない世の中で

自分の損得ばかりに目を向けず
広い視野で
全体をみて
時には人の為に
汗を流すことが
共存共栄となり
住み良い生き方となることを

また

横の繋がりが
人生を太く強くすることを
忘れてはならない…

そんな今日のヒデキチでした。
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by hidekichizm | 2017-04-07 08:36 | Comments(0)

知足者富

「知足者富」

老子の言葉です

足を知る…

自分の目線は何処に向いているのか…

外ばかりに目を向け
他と比べ
足りないものばかりを求めていると
満たされることはなく
常に不安が付きまとい
満ち足らない感情ばかりが増す

こうした欲が向上心となり
努力して力を発揮できることもあるし
そうした感情がなくては
奮い立たないこともある


しかし
他人のものさしでは
自分の本当の評価は
出来ないのではないかと思う


自分の内側に目を向ける

それは単に
あるものに感謝するということではなく
ありのままで
満足するということでもなく

自分のものさしで評価して
自分が納得する

これで良いではなく
これが良いと思える生き方をすることが
足を知る
ということだろう

足を知ることは
自分自身と向き合い
自分を深く知ること

これが良い

そんな満足こそが
唯一無二
何者にも変えがたい
富となり豊かさになるのでしょう・・・

そんな今日のヒデキチでした
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by hidekichizm | 2017-04-03 11:43 | Comments(0)

花鳥風月

「花鳥風月」

三寒四温を繰り返し
季節が少しずつ変化する

自然に目をやると
新芽が芽吹き
花が咲き
渡り鳥達の声がする

きっとどんな造形物も
自然の中に手本とひらめきがあり
その美しさは
自然には敵わない

花鳥風月は
その美しい景色や風流をあらわす言葉

命のエネルギーを感じる花の蕾
そして咲く花の凛とした姿
花びらを落とし
次への命の継承の為に
枯れて種を落とす様

様々な気候に合わせて
身を置く場所を変えながら生きる鳥達
その色や模様もまた
様々で美しい

地球の呼吸のような風
植物の種を運んだり
時には私達の背中を押してくれたり
地球の美しい景色に表情を与えてくれる

日々、形を変えながら
静かに闇を照らす月
人が思いを馳せ心沈めるとき
月は大きく力を与えてくれる


贅沢とは
誰かが植えつけた価値観で
良いものに囲まれること
高価なものを手に入れることではなく

当たり前のような自然の
何でもない景色に
想いを馳せ
想像力を膨らませて
風流を感じながら
心豊かになれる時間を持てることを
いうのだろう

そしてその贅沢な時間は
心をゆるませ
ゆとりを生み
何事も受け止める為の「懐」を
深くしてくれるだろう

見慣れた景色でも
花一輪でも
五感を奮い立たせ眺めた時
きっと新たな発見があり
感じることがある

慌ただしさに
心を奪われぬように
そうした静かな時間を
日々持ち続けていたいものです…


そんな今日のヒデキチでした。
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by hidekichizm | 2017-03-28 10:56 | Comments(0)

「実りまで」

「実りまで」

桃栗三年柿八年
そんな言葉がある

成熟し実りがあるまでには
時が必要だということだろう

果実であっても
大地に根を広げ
また地上で幹を太くし
枝をはり
花を咲かせ
実をつけるには
いくつもの季節を過ごし
様々な天候を乗り越えなくては
果実という実りは出来ない

私達人もまた同じく

実りがあるまでには
時が必要

蒔いた種の全てが
芽を出すわけでもなく

その芽を
手をかけ
時間をかけ育て

いよいよ実りをもたらす時がきても
実りをもたらす前に
嵐にあうことも…

しかし
こうしたこともまた
自然の摂理

失敗から学ぶべきことを
未来に反映し
失敗の度に学びと
新たな視野
何よりも経験を糧とし

また
種を蒔き
水や肥やしをやり…
手をかけることに
喜びを忘れず

実りの季節よりも
むしろ
それまでの時間を
大切に
学び
いつも
大局を見据えて
育てることを
楽しみたいものです
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by hidekichizm | 2017-03-14 11:28 | Comments(0)


VEGA HOUSE 社長   日々是鍛錬


by hidekichizm

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