道具の細道   蝋燭

「蝋燭」

人は太古より火と共に発展してきた

はじめは、落雷による火や
火山の噴火によって出来た火を
絶やさぬように…

そして50万年ほど前には
自分達で火をおこす文化がうまれた

火をおこすことで
暗い夜に火が灯り
寒いところでも暮らせるように
文化は発展した

その後
自分達で起こした火を絶やさぬように
ろうそくが作られる

蝋燭(ろうそく)が
日本に入ってきたのは
奈良時代

はじめは宗教的な意味合いも
強かっただろうが
その後、暮らしの中で必要不可欠な
道具になっていった

以降、文化や文明は発展し
今では火を起こさなくとも
安心で安全な電気の力で
明かりも熱も補える

しかし、「蝋燭」という文化は
発展しても置き去りにされることなく
今も私達の暮らしに根付いている

誕生を祝う際も
人生の終わりの際にも
蝋燭に火を灯し
火を見つめ、
喜びや感謝、悲しみの
思いにふける


蝋燭に火を灯し眺めていると
火は一定ではなく
「ゆらぎ」があることがわかる

ゆらぎとは
蝋燭の炎、そよ風、星の瞬き
小川のせせらぎ、蛍の発光など
全くのでたらめではなく
ある程度の規則にのっとった
自然界が起こす現象だそうだ

その、蝋燭のゆらぎをみながら
ひとつひとつ
雑念や常識、迷いなど
自分を取り巻くものを削ぎおとし
蝋燭の芯を見つめながら
自分の一番真ん中にある芯を知る

一番大切なものを
あるいは
自分の純粋な気持ちを
蝋燭のゆらぎが教えてくれる
気がする

蝋燭
それは人の芯を照らす
道具なのではないだろうか…


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そんな今日のヒデキチでした
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by hidekichizm | 2015-12-20 07:37 | Comments(1)
Commented by 星名 at 2015-12-22 10:24 x
テーブルや部屋で蝋燭をともすことはめったにありませんが、ゆらぐ炎は見ていて飽きませんね。お盆の墓参りや神社の参拝で蝋燭の炎がゆらめいているのを見ると、神妙な気持ちになります。人の鼓動と炎、ゆらぐもの同士で共鳴するのだとか。
以前、焚き火にはまったことがあり、キャンプでなくただ焚き火をするために川原に遊びにいったこともありました。ベガハウスの住まいでよく使われている暖炉も、暖房のためだけでなく、炎を見つめる時間を生み出す道具ですね。
そういえば先日、大迫さんのスタッフブログで就寝前に部屋の照明を暗くすると快眠・早起きができるというのがありましたが、寝る間の時間を蝋燭のあかりで過ごすのもいいですね。ゆらぐ炎と炎に映し出される陰影、いい感じで過ごせそうです。


VEGA HOUSE 社長   日々是鍛錬


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